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二万時間の洞穴

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一説には、英語を十分に聞き取れるようになるためには、二万時間のインプットが必要だと言う。

二万時間。一日が24時間だから、その全てを英語に捧げたとしても833日分。2年半である。

この数字の根拠がどこにあるか、それが本当かどうかということはひとまず置いておく。とにかく長い時間が必要だということだろう。

 

さて、私はNetflixを使っている。今海外ドラマが面白い、そして海外ドラマを見れば英語の勉強になるのではないかと考えて契約したのである。

まず見始めたのは「Breaking Bad」である。冴えない化学教師のウォルターは、自分がガンで余命2年であることを知る。家族に金を残すため、元教え子と組んで麻薬の製造に手を出す。そしてどんどん後戻りできなくなり…というストーリーである。

ウォルターの冴えなさが絶妙で、やるせなさがひしひしと伝わってくる。事態が悪い方向に転がっていってしまうのも、家族との距離が離れていくのも、ウォルターの気持ちに共感してしまう。なぜこうなってしまうのか、なぜ…本当に辛い。このドラマは面白いが見ていて辛い。

辛くて、シーズン1を見終わったところで視聴が止まっている。

「Breaking Bad」が英語学習に良いか?と言われると、よく分からない。それを判断するレベルに達していない。しかし、半分裏世界の話ではあるので、スラングが多いのではないか。会話内容も、私は特に麻薬取引産業に従事しているわけではないので、インスタントに使えるものは少ないのではと思う。

 

英語の勉強のためにいい海外ドラマはないか?と検索すると、「Friends」が良いという意見がたくさん出てくる。

「Friends」は1994年に始まったアメリカドラマで、男3人女3人の仲良し友達がダラダラ会話したり遊んだりする。友達同士の会話がメインで話が進んでいくから、確かにナチュラルな英語の聞き取りにはちょうどいいかもしれない。

そう思って見だすと、これがとても面白い。ドラマとして面白いというよりも、会話やシチュエーションが可笑しくて笑える。一話あたり25分程度だからサクサク見られる。

最初は英語の聞き取りのためと思って英語字幕だけで見ていたりしたが、面白くてどんどん見たくてもどかしいので、日本語字幕で見るようになってしまった。それでも英語のインプットにはなっているだろうか。

1シーズン24話が全10シーズンあり、今は9シーズン目を見ている。全部見たとして、30min×24話×10シーズンで120時間である。「Breaking Bad」は1シーズン見終わって6時間くらい。

 

「Friends」も随分長いこと見たな、と思っていたが、私はいまだにリスニングが苦手なままだ。二万時間のインプットのためにはあと19,874時間が必要である。この洞穴は暗くて永い。