背筋を伸ばして、息を吐く

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最近はスピーキングについてあれこれをやることが多いが、他の分野についても鍛えなくてはいけないことは分かっている。分かっているがやる気がしない。やる気はしないが、やらなければ伸びないので、どうすればやりやすくなるかをいつも考えている。考えるより実際に取り掛かり始めたほうがいいのも分かっているが、そのあたりはもう趣味というか業だと思って割り切っていきたい。

さてリーディングである。海外のニュースサイトを読むと、たとえばBBCなど、国際的なニュースが見やすく分かりやすく並んでおり、ああこういうニュースをきちんと把握してこそ模範的な市民であるなというか、情報化社会をきちんと渡り歩いているなというか、意識の高い思いが脊髄に流れ込んで自動的に背筋が伸びるような気持ちになるものだ。

BBC - Homepage

一方の日本の新聞社のサイトやまとめブログなどを読むと、その視野の狭さと大衆迎合主義とイデオロギーで腐って淀んだ紙面に色鮮やかで低俗な広告が下衆な欲求をあおる様が悪魔合体して自然と目は空ろになり背筋は曲がり口臭がくさくなるように思えてくる。

だから健全な市民たる私はBBCを開いているのだが、残念ながら英語が読めない。読めないけど開いている。雰囲気で背筋を伸ばしているのだ。

しかしリーディングというものはとにかく面倒くさい。書き文字というのはどうも文章が長く複雑化する傾向があるようだ。スピーキングの短文に四苦八苦している私が、一文で何行にも渡るものをすらすら読み解いていけるようには思えない。とにかく文字が何行にも並んでいるのを見るとそれだけで意欲が減退するものだ。

そこで色々と解決法を探していたのだが、いいものに辿り着いたので紹介する。

chrome.google.com

ブラウザのgoogle chromeのアドオンである。他のブラウザのアドオンにも類似のものはいくつかあるかもしれない。

これはどういうアドオンかというと、開いているニュースサイトなどのページを自由に編集することができるようになる。もちろん他の人に公開されるものではないし、保存されたりするものでもない。つまり一時的に自分の好きなようにwebサイトをいじれるというものだ。

これをリーディングにどう生かすかというと、まず長文が出てきたら、ざっくり一文ごとにいくつも改行を入れる。これで何行もの文字の山から解放されて、一文に対峙することができる。

さらに主語や動詞、文の切れ目となる言葉などで改行したりする。どこまでが動詞でどれが動詞なのか、このwhichは一体どこにかかっているのか、andはどことどこを並列化しているのか、などを分解する。

これでかなり文章の構造が把握しやすくなるはずだ。

 

これでどんどん英文を読み込むことで、リーディングスピードも徐々に速くなっていくはずである。ついさっき導入したばかりなので、使いこなせるようになったら、また詳しい分割の仕方を紹介しようと思う。早くBBCをすらすら読めるようになって、さわやかな市民を気取りたいものである。